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物忘れの介護は根気よく

高齢者を介護していると、物忘れに付き合うケースが増えてきます。
私のおばも物忘れがひんぱんに起こり、周りを困惑させていました。
まず、物をどこに置いたかを忘れます。
鍵や財布などいつも使うようなものから、法事用のバッグや宝石類などごくたまに使うようなものまで、ごちゃごちゃにしまっています。
そして「鍵はどこに置いたか」「バッグがない」と言うので付き合わされる介護者は次第にいらいらしてしまいます。
軽い物忘れの場合にはメモを書いておくのがオススメです。
小さいメモだとそれも分からなくなるので、大きな紙と太いペンを用意しておき、書いたメモが目立つようにしましょう。
また、同じことを何度も聞いてくるのも物忘れの一種です。
「自分の貯金はどこにあるか」など気にかかっていることについて何度も確認してくることがあります。
この時は根気強く同じ回答を繰り返しましょう。
言い回しを工夫しようなどと思わず、何度も同じ回答をするつもりでいると少し気が楽になります。

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