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介護で大切な笑顔と気持ち良さ

初期の認知症などだと介護でもさまざまな工夫や対応ができますが、症状が進むと記憶の滞りが顕著になります。
なのでメモを残したり持ち物にアラームをつけたりといった対策は意味をなさなくなってくるでしょう。
それに自分で何か行動を起こしたり、何がしたいと言った気持ちも低下してきます。
そのためぐっと物静かになり、受け身の姿勢を取るようになるでしょう。
その分介護者の負担は減るのですが、だからこそここから大事になってくるのが笑顔です。
真顔だとどうしても怖く見えてしまうので、常にニコニコと笑顔で接するように心がけましょう。
相手はよく分からなくなっているので、言葉でいうよりも笑顔がいちばん安心するのです。
身内の場合は接するたびに「こんなふうになってしまって」と感じることも多いですが、介護のときはなるべく笑顔を見せてあげましょう。
また、気持ち良いという感覚はいつまでも分かることなので、手を握って温めてあげるのも精神安定に効果的です。

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